バカラはブラックジャック、ルーレットとともにカジノの3大テーブルゲームの1つとして必ず名前が挙がるゲーム。特にバカラは古くから富豪がたしなむゲームとして映画007シリーズの重要なシーンで登場したり、ラスベガスのカジノでも長いあいだVIPエリアだけでテーブルが展開されていたりと、特別なステータスの象徴でした。
今ではオンラインカジノであれば少ない資金でも気軽に楽しめるゲームとなりました。そこで、このページではテーブルゲームの王様であるバカラ ルールをわかりやすく簡単に、そしてオンラインバカラならではの派生型バージョンについてもご紹介します。
目次
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バカラとは?
バカラとはトランプを使ったカードゲームで、プレイヤーとバンカーのどちらが勝つかを予想してベットするゲーム。
本場ランドカジノでも人気のゲームで、勝敗が決まるまでのスピードも速く一瞬で大金が動くこともあるころから、「カジノの王様」とも呼ばれています。
バカラとはテーブルゲームの中でも比較的バカラルールは簡単で、賭ける側のスキルや経験が影響することもないから初心者でもプレイしやすいのも日本人プレイヤーに人気の理由です。
バカラ カジノバリエーション
オンラインカジノで遊べるバカラは、大きく分けて2種類です。
「条件」など主要な部分では変わらないのですが、バカラの大衆化にともない21世紀に入ってからは特にオンラインカジノで独自のルールやベットが追加された派生型テーブルがいくつか登場しているので紹介しておきましょう。
なお、「ジャパニーズバカラ」以外はほとんどのオンラインカジノにおいてRNGのバーチャル版とライブディラー版の両方で選択が可能です。
ライブカジノのバカラは、本物のディーラーとオンライン上でリアルタイムで勝負できることから本場のカジノ体験ができます。
ライブバカラのゲームを提供しているゲームプロバイダーでは、Evolution Gaming(エヴォリューション・ゲーミング)が最も有名です。各オンラインカジノサイトで契約しているゲームプロバイダーは異なるので、どこのゲームプロバイダーのバカラが遊べるか、契約プロバイダーが表示されるページ(ライブゲームが表示されるページ)でチェックしてみましょう。
【ライブカジノで遊べる人気のバカラ】
スピードバカラとは、単にハンド間の賭けられる時間が短いタイプのテーブルのことです。ミニバカラ同様、ルールなどに違いはありません。他のテーブルバリエーションと組み合わされていることもあります。本物のディーラーが日本語で対応してくれるジャパニーズスピードバカラもあります。画像はミスティーノカジノのジャパニーズスピードバカラ。
スクイーズバカラとは、従来のランドカジノのバカラテーブルでは、最も大きな額を賭けている客が伏せて配られたカードを徐々にめくっていく「しぼる」という行為がゲームの醍醐味とされてきました。これをオンラインでも導入したのが「バカラスクイーズ」などと呼ばれているテーブルです。
RNGテーブルでは客自身が、ライブテーブルではディーラーが客の指示でゆっくりとカードをしぼっていきます。
日本語ディーラーと対戦できるジャパニーズ スクイーズ バカラ(Japanese Squeeze Baccarat)もあります。画像はラッキーニッキーカジノ。
ノーコミッションバカラとは、従来のバカラルールでは、バンカーに賭けて勝つと5%のコミッションが引かれてしまうというのが常識でした。ノーコミッション版ではその名のとおり、コミッションが発生しないのできっちり2倍の配当がつきます。
ただしバンカーが6で勝った場合に配当が半分になってしまうことで均衡を保っています。つまり$100を賭けて「バンカー6」で勝つと勝利金は半分の$50となります。一見不利なルールにも見えますが、ハウスエッジは従来のバカラルールよりもわずかに下がって1.05%なのでお得なバカラルールです。
ジャパニーズバカラとは、日本人または日本語が堪能な外国人のディーラーが日本語でゲーム進行をしてくれるライブバカラテーブルです。ライブカジノ最大手のEvolution Gaming社がいち早く導入して、現在はかなりの数のオンラインカジノでプレイすることができます。次いで、Onetouch Gamingも地味ではありながらジャパニーズバカラテーブルをリリースしました。
対コンピューター テーブルゲームのバカラ
テーブルゲームのバカラは、ディーラーとの勝負ではなくコンピューターを相手に勝負するタイプのバカラです。
対人間ではないので、マイペースでじっくり考えてからベットできます。また、「テーブルゲームは無料プレイ対応」というオンラインカジノも多いので、慣れるまで練習できることも魅力です。
【対コンピューターで遊べる人気のバカラ】
ミニバカラとは、従来は最低ベット額が低くてテーブルあたりの座席数が少ないテーブルをミニバカラと呼んでいました。オンラインカジノでも同名のテーブルを見かけることがありますが、ルールなどで他のバカラテーブルと異なる点は一切ありません。
バカラ ルール(バカラ やり方)
もともと富豪向けのゲームだっただけに難しそうに聞こえますが、バカラは実は非常に簡単なゲーム。ほぼ半分の確率で勝てるプレイヤーもしくはバンカーに賭けるゲームで、根本的にはコイントスとほとんど同じと考えて問題ありません(「タイ」については後述します)。
ゲームが考案された当初はハウス(つまりカジノ)もしくはテーブル上で1人のプレイヤーだけが請け負ってバンカーハンドをプレイし、プレイヤーはそれに対抗するプレイヤーハンドだけに賭けることができたのでまぎらわしい名称になっていますが、ごく一部のランドカジノを除き現在は両方のハンドに賭けられるようにバカラルールが統一されています。オンラインバカラでもこれは同様です。
バカラでは「A」のカードは常に「1」、「2~9」は額面どおり、「10と絵札」は「0」としてカウントされます。10の桁は無視され、合計数の下一桁が「9」に近い方が勝ちというのがバカラルールです。ブラックジャックと似ていますが、9を超えても負けにはならないという点が異なります。
プレイヤーとバンカーが同点となった場合は「タイ」となり、ベットは返還されます(タイベットに賭けていれば8倍の配当がつきます)。
下の画像は「プレイヤー9」対「バンカー6」でプレイヤー勝利となった例です(優雅堂の「ジャパニーズスピードバカラ」テーブル)。
バカラを少し複雑に、かつ奥深くさせるのが3枚目のカードが配られるか否かの分かれ目になる条件(condition)と呼ばれるバカラルールです。これらは事前に定められたルールなのでプレイヤー(まぎらわしいので以降「客」とします)に選択権はなく、したがってディーラーはこの条件に従ってカードを配るだけ。つまり客にスキルは必要なく、極論を言えば条件は知らなくてもゲームの結果に影響することはまったくないのですが、バカラを最大限楽しむために覚えておいて損はありません。
バンカーの2枚の合計 | プレイヤーの3枚目 |
---|---|
3 | 8 |
4 | 1, 8, 9, 0 |
5 | 1, 2, 3, 8, 9, 0 |
6 | 1, 2, 3, 4, 5, 8, 9, 0 |
4. バンカーの2枚の合計が2以下でなおかつプレイヤーの2枚の合計が5以下の場合
この場合は両方に3枚目のカードが配られます。
Japanese speed baccarat ジャパニーズ スピード バカラ
※「バンカー6」の条件でプレイヤーが合計3から8を引き、バンカー勝利が決まった例
ブラックジャック同様にオンラインバカラではジョーカーを除いた6~8デッキのトランプカードが使用されます。ゲームの流れは以下のとおりです:
複雑な「条件」がからむバカラでは、厳密にはプレイヤーとバンカーの勝率が同率にはなりません。また、主要な3種類のベットでそれぞれハウスエッジ(もしくは還元率)が異なるという珍しいゲームでもあります。
バカラ 必勝法
ブラックジャックとは異なり、バカラにはプロが存在しません。なぜなら必勝法が存在しないためで、これはバカラというゲームの構造上、覆しようのない事実です。しかしバカラのプレイが一層楽しくなる「攻略法」に準じたものはいくつか存在するので、ここでご紹介しましょう!バカラのベテランプレイヤーほど頼りたくなるのが、「罫線」と呼ばれるものです。オンラインカジノでも各ライブバカラテーブルでは標準装備となっているもので、要するに出目表のことです。バカラ 必勝法ページでは、実践例を用いて詳しく説明しています。
まとめ
ルーレットほどの人気はないものの、ブラックジャックのようなスキルを必要としないゲームとしてはカジノ業界でトップクラスの還元率を誇るバカラ。オンラインカジノの人気上昇にともない、これまでにないほど気軽に遊べるようになりました。まずは、バカラルールを学んでみて、日本語で説明してくれるジャパニーズバカラテーブルで慣れ親しんでみては?