バカラはブラックジャック、ルーレットとともにカジノの3大テーブルゲームの1つとして必ず名前が挙がるゲーム。特にバカラは古くから富豪がたしなむゲームとして映画007シリーズの重要なシーンで登場したり、ラスベガスのカジノでも長いあいだVIPエリアだけでテーブルが展開されていたりと、特別なステータスの象徴でした。
しかし今ではオンラインカジノであれば少ない資金でも気軽に楽しめるゲームとなりました。そこで、このページではテーブルゲームの王様であるバカラの基本ルールとオンラインバカラならではの派生型バージョンについてもご紹介します。
目次
バカラの基本ルール
もともと富豪向けのゲームだっただけに難しそうに聞こえますが、バカラは実は非常に簡単なゲーム。ほぼ半分の確率で勝てるプレイヤーもしくはバンカーに賭けるゲームで、根本的にはコイントスとほとんど同じと考えて問題ありません(「タイ」については後述します)。
ゲームが考案された当初はハウス(つまりカジノ)もしくはテーブル上で1人のプレイヤーだけが請け負ってバンカーハンドをプレイし、プレイヤーはそれに対抗するプレイヤーハンドだけに賭けることができたのでまぎらわしい名称になっていますが、ごく一部のランドカジノを除き現在は両方のハンドに賭けられるようにルールが統一されています。オンラインバカラでもこれは同様です。
バカラでは「A」のカードは常に「1」、「2~9」は額面どおり、「10と絵札」は「0」としてカウントされます。10の桁は無視され、合計数の下一桁が「9」に近い方が勝ちというルールです。ブラックジャックと似ていますが、9を超えても負けにはならないという点が異なります。
プレイヤーとバンカーが同点となった場合は「タイ」となり、ベットは返還されます(タイベットに賭けていれば8倍の配当がつきます)。
下の画像は「プレイヤー9」対「バンカー6」でプレイヤー勝利となった例です(優雅堂の「ジャパニーズスピードバカラ」テーブル)。
バカラを少し複雑に、かつ奥深くさせるのが3枚目のカードが配られるか否かの分かれ目になる条件(condition)と呼ばれるルールです。これらは事前に定められたルールなのでプレイヤー(まぎらわしいので以降「客」とします)に選択権はなく、したがってディーラーはこの条件に従ってカードを配るだけ。つまり客にスキルは必要なく、極論を言えば条件は知らなくてもゲームの結果に影響することはまったくないのですが、バカラを最大限楽しむために覚えておいて損はありません。
バンカーの2枚の合計 | プレイヤーの3枚目 |
---|---|
3 | 8 |
4 | 1, 8, 9, 0 |
5 | 1, 2, 3, 8, 9, 0 |
6 | 1, 2, 3, 4, 5, 8, 9, 0 |
4. バンカーの2枚の合計が2以下でなおかつプレイヤーの2枚の合計が5以下の場合
この場合は両方に3枚目のカードが配られます。
Japanese speed baccarat ジャパニーズ スピード バカラ
※「バンカー6」の条件でプレイヤーが合計3から8を引き、バンカー勝利が決まった例
ブラックジャック同様にオンラインバカラではジョーカーを除いた6~8デッキのトランプカードが使用されます。ゲームの流れは以下のとおりです:
複雑な「条件」がからむバカラでは、厳密にはプレイヤーとバンカーの勝率が同率にはなりません。また、主要な3種類のベットでそれぞれハウスエッジ(もしくは還元率)が異なるという珍しいゲームでもあります。
まとめ
ルーレットほどの人気はないものの、ブラックジャックのようなスキルを必要としないゲームとしてはカジノ業界でトップクラスの還元率を誇るバカラ。オンラインカジノの人気上昇にともない、これまでにないほど気軽に遊べるようになりました。まずはジャパニーズバカラテーブルで慣れ親しんでみては?
バカラをプレイ出来るカジノ