古くからカジノの中では富豪がたしなむ優雅なゲームとして知られてきたバカラ。昨今は特にアジア人ギャンブラーの間で圧倒的な人気となり、オンラインカジノの登場によってより身近なものになりました。では、果たしてバカラに必勝法やバカラ攻略法はあるのでしょうか?このページで解き明かしていきましょう!
目次
バカラ攻略 カジノボーナスランキング
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オンラインバカラに必勝法はあるのか?
最終的に法廷で敗れたとは言え、フィル・アイビーがバカラを完全にバカラ攻略したというのはまぎれもない事実。夢のある話です。では、派手に何億円も荒稼ぎしなければバレずに稼ぎ続けることはできるのでしょうか?
そもそもこの騒動はランドカジノで起きたものです。オンラインバカラで実践は可能なのでしょうか?
カードカウンティングと言えばブラックジャックが有名で、プロには必須の技術です。あまり知られていませんが、実はバカラにも適用することができます。
ただしゲームの構造上、バカラでカウントしても得られるエッジ(有利さ)はブラックジャックと比べて非常に小さく、労力に見合わった収益を上げるのは不可能に近いとされています。
ちなみにオンラインカジノではRNGのバーチャルバカラだとハンドごとに毎回シャッフルされるのでカウンティングは成り立ちません。反面、ライブバカラテーブルであれば理論的には可能です。ただしライブバカラではランドカジノのバカラ以上にペネトレーションが浅い(シューの後半までカードを使わないうちにシャッフルされてしまう)傾向にあり、カウンティングは現実的とは言えません。
フィル・アイビーでさえカウンティングだけでバカラを攻略することは不可能で、カードの表面のわずかな傷を見分けて覚えることができるという超人的な相棒の存在が必要でした。では、実際のトランプを使って進行するオンラインカジノのライブバカラでも実践できるのでしょうか?
これは残念ながら実際には不可能だと思われます。HDストリーミングが行われているとは言え、ライブバカラでは結局のところカメラ越しの画像だけしか見ることができません。そして特にフィル・アイビー事件が表沙汰になってからはカジノ側も神経をとがらせているため、何度も同じトランプデッキを再利用することはほとんどなくなってしまったからです。
バカラで荒稼ぎしたプロギャンブラー
2012年にギャンブル業界に衝撃を与えるニュースが世界を駆け巡りました。ポーカーのトッププロとして君臨するフィル・アイビー(Phil Ivey)がバカラでイカサマをしたとしてカリフォルニアとロンドンのランドカジノからそれぞれ返還訴訟を起こされたのです。その総額なんと20億円以上。
その方法は、非常に視力が優れた相棒の香港人女性がカードのわずかな傷を記憶して、フィル・アイビーがカードカウンティングを駆使して荒稼ぎをするというもの。これが果たしてイカサマに該当するのかどうかが大きな争点となりましたが、最終的にはフィル・アイビー側の実質的な全面敗訴として決着がついています。
当然全世界のギャンブラーはフィル・アイビー側の応援をしていたためこの訴訟の結果については納得がいかないという人が大多数を占め、今後も議論が尽きることはないでしょう(ちなみに民事では実質敗訴、刑事では不問、つまり「イカサマ」の立証はされないというなんともすっきりしない結果となりました)。
オンカジ バカラ 攻略
ブラックジャックとは異なり、バカラにはプロが存在しません。なぜなら必勝法が存在しないためで、これはバカラというゲームの構造上覆しようのない事実です。しかしバカラのプレイが一層楽しくなる攻略法、バカラの勝ち方に準じたものはいくつか存在するので、ここでご紹介しましょう!
バカラのベテランプレイヤーほど頼りたくなるのが、「罫線」と呼ばれるものです。オンラインカジノでも各ライブバカラテーブルでは標準装備となっているもので、要するに出目表のことです。
上の画像はベラジョンカジノのEzugi社ライブバカラテーブルのもので、同じゲームながらスクリーン左右で異なる罫線が表示されています。
左側は「ビーズロード」と呼ばれるタイプで「緑=タイ」、「青=プレイヤー勝利」、「赤=バンカー勝利」を左上のマスから下に順番に並べていくというシンプルなタイプです。
右側は「大路」と呼ばれる最も一般的なタイプの罫線で、「緑の斜線=タイ」、「青=プレイヤー勝利」、「赤=バンカー勝利」、さらに「ナチュラルウィン=中心が黄色」を同じく左上から並べ始めます。ただし大路の場合は同じ目が連続した場合にだけ下に続けて並べられていき、目が変わると右の欄に移るという仕組みです。
どんなタイプの罫線であってもこれまでの出目から次の目を予想するという目的は同じです。ただし、例えばバンカー勝利が10回続いた後に再びバンカー勝利となる確率は常に45.86%、プレイヤー勝利が44.62%(残りはタイ)です。罫線はあくまで「予想」を楽しむためのものであって、確実な「予測」ができるものではないということは覚えておきましょう。
メリット
デメリット
メリット
デメリット
まとめ
ゲームの構造上、長期的な必勝法は存在しないバカラ。しかしカジノゲームの中ではブラックジャックに次ぐ還元率の高さで知られており、短期的には十分に勝利が見込めます。賭けるならバンカーかプレイヤーだけに絞り、ときには罫線とベッティングシステムも活用して挑んでみましょう!
よくある質問
数あるベッティングシステムの中でも特にマーチンゲール法やモンテカルロ法、パーレー法などはバカラで使うことができます。ただし当たると5%のコミッションが引かれるバンカーベットは適しません。実質的にプレイヤーベット限定となります。
バカラではプレイヤーベットとバンカーベットが基本ベットで、タイベットは広義の意味ではサイドベットに含まれます。ただし今世紀に入ってからバカラのゲーム自体が大衆化したため、ゲームの進行とはまったく関係ないカードのスーツやペアにオプションで賭けられるサイドベットつきのバカラテーブルも現れるようになりました。
バンカーベットが還元率98.94%=ハウスエッジ1.06%で、カジノゲーム全体を見渡してもブラックジャックとビデオポーカーに次ぐ非常に高還元率ベットです。ちなみにプレイヤーベットは還元率98.76%=ハウスエッジ1.24%なのでわずかにバンカーベットには及ばないものの、かなりの高還元率。ただしタイベットは還元率85.60%=ハウスエッジ14.40%なのでカジノゲームの中でも非常に分が悪いベットです。
理論的にはバカラでもカードカウンティングが可能です。ただしエッジは非常に小さく、ブラックジャックほどの収益を上げることは不可能なので現実的とは言えません。
バカラの罫線は、あくまでこれまでの結果を記録するためのものです。ブラックジャックのベーシックストラテジーチャートとは異なり、戦略的に必要なものではないので覚える必要はまったくありません。
「コミッションなし」バカラではバンカー勝利時に5%のコミッションを引かれることがない代わりに、バンカーが6で勝利した場合にだけ配当が半分になります。驚くべきことに、バンカーベットのハウスエッジと還元率は通常ルールとほぼ同一です。したがって、「どちらのバリエーションが得か」ということはありません。