ラッキーセブン(Lucky Seven)はギャンブルにおける幸運の数字として広く知られており、7がつく日、7のつく台など多くのギャンブラーが勝つために重視する数字です。このラッキーセブンについて、ラッキーセブンの意味、由来、縁起が悪い・縁起がいいとされている理由について詳しく見ていきましょう。
目次
ラッキーセブンの意味とは
ラッキーセブンとは、主に西洋文化において幸運や縁起の良い数字である「7」を指します。この表現は、特に7が幸運をもたらすとされることから使われます。
ラッキーセブンの由来について
ラッキーセブンの由来については現在でも明確なものが存在せず、宗教的な理由や信仰、数学的な特性からラッキーセブンの由来であると考えられています。
7 縁起が悪い理由
7はギャンブルのみならず一般的に縁起のいい数字とされていますが、一方で縁起が悪いとされている側面もあります。以下では、縁起が悪いとされている理由について、西洋文化と日本文化の両方で解説します。
西洋文化で7が縁起が悪いとされている理由には、ラッキー7の由来である宗教と数学が大きく関わっています。
キリスト教の聖書において、7は幸運な数字として扱われることもありますが、一方で聖書においては災いや試練を象徴する数字としての側面もあります。例えば、啓示の書(黙示録)には7つの災い(7つの封印、7つのラッパ、7つの鉢、など)が登場します。
中世ヨーロッパでは、7が魔法や魔術と結びついており、7つの呪文や7つの魔法使いなどの伝承が広まっていました。これにより、7が不吉な数字としてのイメージが広まったとされています。
一部の数学者や科学者によって、7は神秘的で不可解な数字と見なされることがありました。そのため、7が謎めいたイメージを持ち、縁起の悪い数字としての要因になったと考えられます。
日本では7に対して縁起の悪い印象はあまり強くありませんが、日本の行事や日本語に関連して一部では縁起が悪い数字であると捉える人もいます。
日本語では、7を「なな」と読みますが、「ない」に音が似ていることから縁起が悪いと考える人がいます。このような類似性によって、7が不吉な数字とみなされることがあります。
7の数字が英語では「seven」であり、日本語では「しち(七)」と読まれますが、いくつかの地域で「しち」の音が「死(し)」にかかってしまうことから、7が不吉な数字として避けられることがあります。
日本の七五三の行事では、7歳の子供が神社などを訪れ、成長を祝いますが、逆に7歳の頃が厄年とされることもあるため、7が不吉な数字とみなされることがあります。
7 縁起がいい理由
上記では7が縁起の悪い数字である理由について紹介しましたが、多くの場合で7は縁起の良い数字とされています。その理由について詳しく見ていきましょう。
西洋文化で7が縁起の良い数字とされている理由には宗教と科学が深く関わっています。ヨーロッパで最も普及した宗教であるキリスト教では、世界が想像されてから7日目が休息日であり、7日目に世界が完成されたなどの理由から7を縁起の良い数字として信仰する歴史があります。また、数字の7が素数であること、古代に発達した天文学などに端を発っして7に対する印象がより顕著なものになりました。
日本では7の数字がつくものに対してギャンブル以外にも様々なものがあります。例えば、7のつく日に行われるお店でのセール、パチンコ店で行われるイベントやキャンペーン、自動販売機で買った後に回せるスロットでスリーセブンが出ればもう一本もらえるなどがあります。
「777」ラッキーセブンの由来
ラッキーセブンの由来について宗教や数学が主な理由であると紹介しましたが、具体的にどのような理由があるのか詳しく見ていきましょう。
ラッキーセブンが縁起の良い数字と信じられている理由は主に3つあります。
キリスト教の聖書において、創世記で神が世界を6日間で創造し、7日目に休息したという記述があります。そのため、7は完成や完全性の象徴として認識され、宗教的な意味を持つようになりました。この宗教的な背景から、7が幸運な数字として広まった可能性があります。
古代ギリシャや古代ローマなど、古代文明においても7が特別な数字として重視されていました。例えば、7つの天体や7つの惑星が存在すると信じられていたことなどが影響しています。
7は素数であり、約数が1と自分自身のみであることから、数学的な特別さを持つ数字とされています。その数学的な特性が、7に対する不思議な力や特別な意味を付与する要因になった可能性があります。
ラッキーセブンが幸運の数字とされる歴史は現代から古代まで、数千年以上に渡って続いています。現代ではギャンブルと結びつけられることの多い数字ですが、古代では純粋に幸運の象徴として信じられていました。
古代文明においても7は特別な数字として重視されていました。古代ギリシャでは7つの天体(太陽、月、水星、金星、火星、木星、土星)や7つの惑星が存在すると信じられており、これらが7の象徴として重要視されていました。
中世ヨーロッパでは、7が魔法や魔術と結びついており、7つの呪文や7つの魔法使いなどの伝承が広まっていました。このような背景から、7が不思議な力を持つ数字と見なされ、幸運の象徴としての側面も強まりました。
キリスト教の聖書において、神が世界を6日間で創造し、7日目に休息したとされています。このため、7は完成や完全性の象徴として見なされ、神聖な数字としての側面も強まりました。
19世紀以降、西洋文化が広まる中で、7が世界的なラッキーナンバーとして認知されるようになりました。特に、ギャンブルやラッキーゲームにおいて、7が特別な意味を持ち、幸運をもたらす数字として広く認識されるようになりました。
現代においても、ラッキーセブンは西洋文化を中心に広く知られた縁起の良い数字として定着しています。多くの人々が7を好意的なイメージで捉え、幸運や成功を象徴する数字として認識しています。
ラッキーセブン にまつわる言い伝えや風習
ラッキーセブンには多くの言い伝えや風習があり、どれも幸運を信じる人間によって生み出されたものです。
ラッキーセブンにちなんだものとして最も身近なものに虹があります。虹が何色であるかは文化や国によって大きく異なり、日本では一般的に7色として知られています。この7色はラッキーセブンの7から取られているとの言い伝えがあり、虹は幸運や希望と結びつけられることも多くあります。また、7人の神を象徴する7福神も日本の文化に深く根付いており、古い時代から7が幸運の数字であるとの風習を示すものとなっています。
ラッキーセブンを使った遊びやゲームとして定番のものはスロットです。オンラインカジノのスロットのみならず、パチスロでもボーナスが発動するシンボルは数字の7となっており、幸運の象徴から取られています。また、オンラインカジノのブラックジャックでは7を3枚集めて21を作ると、特別配当を獲得できるルールなどもあります。
「777」ラッキーセブンのまとめ
ラッキーセブンは日本のみならず西欧の文化でも縁起の良い数字として親しまれており、これには宗教や科学が大きく関わっています。ラッキーセブンが縁起の良い数字とされている理由には、日本での7福神、七五三の行事、虹の7色、西欧でのキリスト教における世界創造の7日目、数字の7が素数であること、天体の数に関わる数字であることが深く結びつけられ、古くから現在に渡って縁起の良い数字となっています。また、ラッキーセブンに関する運試しやおまじないも多く行われており、7が含む数字を選ぶ、7の数字のアイテムを身につける、7がつく日にギャンブルするなどがあります。
よくある質問
ギャンブルが誕生する前から7は縁起の良い数字として知られており、運試しであるギャンブルと幸運の象徴であるラッキーセブンが結びつけられ、ギャンブルで最も好ましい数字として7が信じられています。
いいえ。ラッキーセブンは主に人々の信仰心から生み出されたものであり、ラッキーセブンに科学的な根拠はありません。
ラッキーセブンのおまじないには、7回何かの行動を行う、7の数字に関するアクセサリーを身につけるなどがあります。
スロットのボーナスシンボルが7の数字であることが多く、またブラックジャックでは7のカードを3枚集めて21を作ることで特別配当を得られるなどのルールがあります。