オンラインカジノの税金 いくら？ 税金の申告方法や支払い額について

オンラインカジノで稼いだ場合、税金はかかるの？

結論から説明すると、運良くオンラインカジノで稼いだ場合は税金がかけられます。しかし、オンラインカジノで得た賞金にかかる税金の計算方法は複雑であり、一概に計算することはできません。また、いくつかの控除項目もあり該当する場合には税金の支払いが免除される場合もあります。

オンラインカジノ 税金とは？

オンラインカジノで獲得した賞金は、他のギャンブルと同様に一時所得に分類されます。一時所得は税制上の分類の一つであり、給与所得や投資による所得とは異なり臨時収入として区分されます。

オンラインカジノ 税金の対象となる収入

オンラインカジノで税金の対象となる収入は、オンラインカジノで獲得した賞金のうち、銀行口座に出金した金額全てになります。つまり、eウォレット（電子マネー）や仮想通貨で賞金を保持している限り税金の支払いは発生しませんが、賞金を現金化するためには銀行口座をいずれ経由する必要があり、実質的にオンラインカジノから出金した全額が税金の対象となります。

額確定申告に必要な書類

オンラインカジノ 確定申告にはいくつかの書類が必要となり、オンラインカジノで発生する税金の確定申告には以下の書類が要求されます。

• 確定申告書
• 源泉徴収票
• 本人確認書類
• 所得を証明する書類

確定申告書はインターネットでダウンロードすることができ、源泉徴収票は勤務先にて発行、本人確認書類はマイナンバーカードや運転免許証が該当します。次に必要となる所得を証明する書類ですが、これはオンラインカジノで獲得した賞金額を証明するものになります。具体的には銀行振り込みを利用していれば銀行の利用明細が該当します。

税金の申告方法は？

所得が給与所得のみであれば、給与が支払われる際に税金が自動的に差し引かれるため、特に手続きなどを行う必要はありません。しかし、インカジにかかる所得は自ら計算して申告する必要があります。

オンラインカジノ 確定申告とは？

ネットカジノ 税金は自動的に所得税が計算され支払われる事はありません。そのため、所得税を支払う際には確定申告を行い、所得税の支払額を計算、その後に所得税を納付する必要があります。

税金の申告書の書き方と提出先

確定申告書には記入する項目が多くあり、誤った記入で書き直しとならないために、予め書き方について確認しておきましょう。

確定申告書の主な書き方として、
①収入金額の記入
②所得金額の記入
③控除項目の記入
④税金の計算の記入
⑤その他控除や延滞の記入

以上が主な書き方となっています。収入金額に関しては給与所得とオンラインカジノで得た賞金の記入であるため難しくありませんが、控除項目は多数用意されており、自分がどの控除に該当するか漏れなく記入する必要があります。

記入済みの確定申告書の提出先はオンラインプラットフォームであるe-Tax、もしくは最寄りの税務署窓口となっています。

課税金額を計算する手順

一時所得は給与所得と合わせて計算するため、課税金額を計算する流れとして

①給与所得の計算
②給与所得に付随する控除を差し引く
③一時所得の特別控除を差し引く
④控除を差し引いた給与所得と一時所得を足し合わせる
⑤合計所得に応じて適用される控除額を差し引く
⑥合計所得に応じた税率を掛け合わせる

控除を差し引く手順では多くの控除項目があり、計算が複雑になるポイントです。また、控除も複数段階に渡って差し引く必要があるため、一度にまとめて計算することはできません。

申告期限について

確定申告の期限は、確定申告の期間である3月15日までとなっています。もし、この期限に1日でも遅れた場合には理由を問わず無申告加算税が課せられます。自主的に期限後申告した場合には5%の割合ですが、税務署の調査によって無申告が判明した場合には最大20%の割合で課せられます。

支払い額はいくらになるの？

オンカジ 税金は一時所得に該当すると紹介しましたが、一時所得の計算方法や所得税の計算方法について具体例を挙げて解説します。

オンラインカジノ 税金の支払い方法と時期

オンラインカジノで得た勝利金を一時所得として確定申告を行い、税金の支払い額を確定させた後は各種支払い方法にて税金を納める必要があります。確定申告の時期は毎年固定されており、2月16日から3月15日の間に前年度オンラインカジノで獲得した賞金額を計算し、確定申告書に記入、その後税務署へ持参、郵送、e-Taxを利用したオンライン申告、税務署の収集箱への投函で提出しましょう。確定申告書を提出したら、銀行の窓口か税務署にて現金で税金を納付します。確定申告ではクレジットカードや電子マネーでの支払いは認められておらず、予め現金を用意する必要があります。

手数料や控除について

一般的な税金であれば経費が認められており、税金の支払い額を減らすことができますが、オンラインカジノで得た収益に関しては原則として経費などが認められていません。つまり、オンラインカジノで150万円勝利し、その後に50万円負けた場合には100万円のみが課税範囲であると誤解されますが、実際は負けた分を無視して勝利した金額にのみ税金がかけられます。加えて、決済手数料や両替手数料などの手数料も税金の控除に含める事ができません。この点は競艇や競輪、競馬と同様になっています。

ネットカジノ 税金払ってる？実際にかかる税金額の例

ネットカジノの税金は一時所得として計算され、所得税などとは計算が少し異なります。計算を行うにあたって、一時所得には上限を50万円として特別控除制度があり、賞金の金額が50万円以下の場合には確定申告や税金の支払いは必要ありません。賞金の金額が50万円を超える場合には、（賞金額 – 50万円）* 0.5 = 一時所得の課税所得金額になります。一時所得は給与所得と合わせて税金が決まるため、総所得金額にて税率が求められます。例として、オンラインカジノで100万円を勝利、給与所得が500万円の場合には、
(500万円 – 48万円)+(100万円-50万円)*0.5 = 477万円が課税所得の対象となり、所得税の42万7500円を差し引いた金額の20%、つまり86万8500円が所得税の金額になります。所得税の計算にあたっては基礎控除、課税額に応じた控除以外に配偶者控除、扶養控除など多くの控除項目があり、人によって所得の金額が同じでも最終的な所得税が異なります。

オンラインカジノで稼いだら、税金を払わなければいけない理由は？

オンラインカジノで稼いだ賞金は所得とみなされるため、適度税金を納めなければなりません。賞金が所得とみなされるのはオンラインカジノのみならず、競艇、競馬、競輪などの公営ギャンブル、加えてパチンコも税金の対象となっています。ギャンブルで獲得した賞金に税金がかけられない国であれば税金を支払う必要はありませんが、日本では法律によって税金の支払いが義務付けられており、脱税による税金逃れ行為には重いペナルティが課されます。

オンラインカジノ 税金を払わないとどうなるのか？

オンラインカジノで獲得した賞金は自分で確定申告を行う必要があり、意図せずに忘れてしまうことがあるでしょう。このような場合は税務署が脱税行為として、追徴課税が行われます。追徴課税には無申告加算税と延滞税があり、無申告加算税は最大20%の重い税率が課されます。また、脱税の金額が多い、毎年税金の申告を怠っている場合は悪質な事例と判断され、刑事罰が科される可能性もあります。刑事罰では前科がつくため、今後の人生に大きな影響を与えかねません。そのため、確定申告は手間がかかる面倒な手続きですが、必ず行うことが重要です。

オンカジ 税金払ってる？確認する方法

オンラインカジノで適切に税金を支払うことができたか確認する方法は、確定申告の方法によって異なります。紙の書類として確定申告書を提出した場合には、税務署の窓口にて確定申告書の控えに収受日付印が押され、これが確定申告を行った証になります。オンラインのポータルで確定申告を行った場合には、受付結果（受信通知）が表示されます。

まとめ – オンラインカジノを楽しむ際に留意すべきポイント

この記事では、オンラインカジノで発生する税金について、税金の種類、税金の計算、税金の支払い方法など詳細を紹介しました。オンラインカジノで勝つことは簡単ではなく、賞金から税金を支払うことに躊躇いを感じるかもしれません。しかし、税金に関しては法律で厳格に支払いが義務付けられている以上、適切に計算して税金を国に納める必要があります。日本に居住する国民として、オンラインカジノを利用する場合には自分に税金の支払いが発生するか確認し、法を順守し税金を忘れずに支払いましょう。

オンラインカジノ初心者向けガイド

これからオンラインカジノを初めて利用する初心者であれば、オンラインカジノで得た収益に関してどのような税金が発生するか、また税金の計算方法や支払い方法を知っておくことはオンラインカジノを適切に利用するためにも大事なポイントです。

オンラインカジノで稼いだ場合、税金がかかることを理解しよう

現在の税制上では、負けたベット額を控除や経費に含める事ができない為、オンラインカジノを利用するプレイヤーにとって不利な税金となっています。しかし、法律で税金の支払いが義務付けられている以上、オンラインカジノで得た賞金は適時、確定申告を行い税金を支払う必要があります。

税金の申告方法や支払い額について知ろう

オンラインカジノに関する税金を申告する際には一時所得の扱いとなり、所得税を計算するためには確定申告が必要となり、オンラインで行う場合も窓口に出向く場合でも手間がかかる作業になります。しかし、意図せずとも税金を少なく申告した場合には厳しい措置が待っているため、確定申告を行う際には申告の方法と所得税の支払額について知っておく事が重要です。

オンラインカジノ 税金払ってる？確認することも大切

もし、オンラインカジノから出金したお金を全て現金として受け取ることができれば便利ですが、実際は全ての出金で銀行振り込みやその他決済方法など何らかの決済手段を利用する必要があります。また、銀行振り込み以外を利用したとしても最終的には銀行口座に振り込む事になるはずです。税金に関する取り扱いを行う税務署では全ての銀行決済を確認することができ、税金の支払いから逃れる事は難しいでしょう。さらに、税金を納めない脱税行為はれっきとした犯罪であり、罰金や場合によっては懲役刑が下される事もあります。そのため、1年の間にオンラインカジノでどの程度の収益を獲得し、税金をいくら納めねばならないか、適切にオンラインカジノを利用するために確認することも重要です。